種類や特徴、データマトリックスについて

自動刻印機は、主にロット数が多く、高度（複雑）な刻印が必要な工業製品に利用されます。特に電気駆動式は使い勝手が良く、低騒音・高精度の刻印が特徴です。シーケンサーやパソコンと接続して自動生産ラインに組み込むこともできます。

プライヤー社製の電動式自動刻印機の場合、専用のコントロールボックスと専用ソフトが付属するのでパソコンなどは不要。高精度な電動ドット刻印により、スチール、ステンレス、アルミ、樹脂など、さまざまな材料の平面、曲面、凹凸面、円筒面に任意の文字や記号を刻印することが可能です。

■データマトリックス（2次元コード）
自動刻印機では、データマトリックスの刻印も可能です。データマトリックスとは、ドットを正方形に並べたような形状をしたマトリックス型2次元コードのことです。従来の1次元のバーコードなどに比べて、小スペースに大容量のデータを組み込むことができるのが大きな特徴です。

手動刻印機は金属製の銘板へのマーキングや「多品種少ロット生産」を行う機械部品の加工工場などで多用されます。取扱いが簡単で安価なのが大きなメリットであり、ソースマーキングに最適です。用途によって「スプリング圧・空気圧・油圧」などのタイプがあります。プライヤー社製のインパクトプレスは、荷重を自由に設定できるスプリング圧タイプで手動レバー式及び空圧式があります。

ホルダー式刻印セットは手動にて手軽に美しい刻印が行えるマーキング工具。通常の手打ち刻印では1文字ずつ打刻していきますが、ホルダー式刻印では一度に連続して打刻することが可能です。プライヤー社のホルダー刻印セットは、標準印字のほか、ロールマーカー用くさび型印字、ハイス製印字など、豊富な印字種類が特徴です。文字サイズは、1.0mmから10.0mmまで対応可能です。